ノーベル物理学賞受賞に影の立役者

浜松ホトニクス
どんな業界でも主役がいれば、脇役がいます。

今年も日本人のノーベル賞が続いていますが、このノーベル賞受賞の研究に3回も貢献している企業があります。ニュートリノ振動で受賞した梶田隆章さんのスーパーカミオカンデには微細の光を電子に変換して検出する光電子増倍管が約1万3000本使われているそうです。その開発・製造を一手に引き受ける浜松ホトニクスは、ノーベル賞受賞の研究に貢献したのが今回で3回めとなります。
最初が2002年の小柴昌俊氏、カミオカンデに用いた光電子増倍管は、当事社長だった昼馬輝夫会長が、前例のない超大型タイプの製品化を赤字覚悟で請負い実現したそうです。

ここが、並の企業とちがうというか、地方の名もない企業にとって博打ですよね。ひとつ間違えば倒産ですよ。この社長の肝の座り方は半端じゃないし、先が見えてないといくらなんでもできない。

そして2013年にピーター・ヒッグス氏がノーベル賞物理学賞を受賞した際の、検出用センサーを手がけたのも同社というから驚く。今回使われたスーパーカミオカンデはカミヲカンデ用光電子を増倍管をさらに改良したもの。
浜松市に本社を置く、浜松ホトニクスは1926年に世界で初めてブラウン管に「イ」という映像を映し、「テレビの父」といいわれた高柳健次郎氏の門下生が創業。世界トップシェアの光電子増倍管は、がんの検査に使う陽電子放射断層撮影装置(PET)などにも用いられている。

世界に誇れる企業が日本にたくさんあるのは素晴らしい。